測定好きかもしれない

先日科学関連記事を読んでいたらこういうこういうことが書いてありました。

摂取カロリーを減らすと睡眠時の代謝が減り、体温が有意に下がり、眠りは深くなる。結果として長生きする。
New Scientist

そこですぐに私は「目覚めた直後の体温は平均で35.1度だから・・・・」と考えました。そう、私は最近の自分の平均体温をちゃんと知っています。それだけではなく、朝晩のそれぞれを知っているのです。

体重もそうです。特にダイエットをしているわけでもなく、太りすぎているわけでもないですが、体重計に乗り数字を読むのが好きです。もちろんそれだけではないです。会社で朝一番にすることは湿度の確認です。

散歩をしているときに、はじめて渡る歩道橋があると事前に「この長さならば33歩に違いない」と事前に考え、実際に測定します。

思い起こせばノギスの使い方は小学校に上がるころには知っていました。マイクロメーターもそうです。自宅にはそれらがあり、遊び道具の一つでした。小学生になったばかりの私は既に「ミツトヨ」というブランドを知っていたほどです。

しかし物理に興味を持ったときに実験物理選択という考えはなく、さらに中学卒業以来正式な実験の授業を取ったこともありません。(注意1:高校に進学出来なかったため、高校の各種実験の経験がない。注意2:その後大学には進学したが、いろいろと工夫と努力と、人間関係を駆使し実験がある授業は一つも取らなかった。注意3:しかし図々しくも実験を教えたことはある。)

測定好きなのか、何かに取り憑かれているのか。そして今日もきっと何かを測定することでしょう。


追記 子供の頃父から「ノギスのデプス(段差測定用のしっぽ)はお父さんのお祖父さん(私の曽祖父)の発明なんだよ。でも商売はうまく行かず、売れ残りのノギスがたくさん倉庫にあったのをなんとなく覚えている。」と聞かされていました。先程Wikipediaを読んでいたらこの特許はミツトヨ(創業1934年)が取ったと書かれています。私の祖父は1898年生まれ、その親ですから多分1870年前後の生まれ。時期的にはどちらも可能性があります。しかし「新規性」は特許要件の一つです。はたして事実はどうなのでしょうか。ちなみに曽祖父はネジ切り名人だったらしく、また性格もネジのようにネジ曲がっていたと聞きました。

メールサーバーの基本は分散であった

インターネットが発明された頃、いち早く開発されたサービスがメールです。皆さんもご存知の通りそのメールは以下のようなアドレスを使ってメッセージをやりとりします:

samurai@nihondanji-dayo.co.jp

@マークの後ろはサーバー名を表しています。すなわち、nihondanji-dayo.co.jp というサーバー内にあるsamuraiさんにメールを届けるという意味になります。

ここで重要なのは世界中のどこにあるかわからないサーバーを勝手に探してメッセージを届けてくれる、というところです。nihondanji-dayo.co.jp というサーバーが数分前に動き出したとしてもメールは届くのです。凄いです。

一方、インターネットが普及する前にもパソコン通信というサービスがありました。この仕組みではユーザーはパソコン通信事業者に登録することで、掲示板やメッセージのやり取りが可能となります。当然そういうサービスを提供している企業や個人は多数ありましたが、ここでやり取りできるメッセージは同じサービスに参加しているもの同士です。(Lineの会員になっていな私は、Lineからのメッセージは受け取れないのと事情は似ています。ちなみにLineもインターネットのサービスです。)

こう考えるとインターネットは勝手に設置したメールサーバーが勝手にメールサーバーの集まりに追加され、サーバーを誰が管理していようとも横断的に情報をやり取りできる点が凄いわけです。素晴らしいです。感動です。拍手者です。ブラボー!

ここには大きなメリットがあります。インターネットの初期、インターネットをやりたかったら自分で回線をひき、自分でメールサーバーを設置し、自分でメールアドレスを発行し・・・と誰もが自分の責任で自分の費用でメールのネットワーク拡大の一部を担っていました。(過去形に注意)結果として費用負担も分散され、インターネットが拡大していったのです。少数の業者にインフラ負担が集中しない、すなわち全体として拡大する可能性を秘めた仕組みです。

ところがLineを例に取るとこれはほとんどパソコン通信の世界です。GMail の場合もすべてのインフラを彼らが負担しているので、パソコン通信に近いものがあります。しかしインターネット、インターネットメールの基本的な哲学とは相反するのです。

一方私は原則に忠実に生きるがモットーなので、このブログも、メールも、データシェアも、その他数々の機能も小さなサーバーで動かしています。そのサーバーは私の管理下にあります。既に回線は自宅や会社にあるので(皆さんも同じでしょう)、小さなサーバーを置くだけでことは済みます。

そもそもインターネットの背景には数少ない企業の影響力を排除し、皆が参加してインフラを出しあい、平等な世界を作ろうという哲学があります。現在はその哲学に反した方向に進んでいます。

しかしこの歪な世界は必ず修正されると思っています。

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革命と年齢?

先日Youtubeでフリーマンダイソンというイギリス生まれの物理学者の回想録を見ていたら、面白い話が出てきました。タイトルは「古い理論で説明できることをオッペンハイマーに説得」というものです。ちなみにオッペンハイマーは原爆開発のリーダーを務めた物理学者で、理論物理でも様々な功績を残した人です。

さて少し背景を書きます。

1920年初頭、物理学の世界では大きな革命が起きました。当時古い理論では説明できない現象が多数見つかり、理論物理学者たちはその解決方法を探していました。そして革命がおこります。「量子力学」の発見です。この理論はそれまでの常識からかけ離れた内容で、当時多くの物理学者は理解でなかったそうです。

発見の中心人物は少年物理学者と呼ばれていた若い人たちでした。例えばパウリやハイゼンベルクは20歳代前半でした。一方当時50歳近かったアインシュタインはこの理論に最期まで抵抗していました。

そして20数年後の1947年、「ラムシフト」と呼ばれる量子力学(場の量子論)では説明できない実験が現れました。この時の中心人物もやはり若い人たちでした。例えばシュウィンガーとファインマンはともに29歳です。フリーマンダイソンは24歳。

彼らの発見した理論を一言でいうと、量子力学バージョン2です。彼らは1920年台に発見された理論に修正を加える手法を取りました。一方、パウリ、ハイゼンベルク、ボルン(オリビア・ニュートン・ジョンのお祖父さん)、オッペンハイマー、湯川秀樹、ボーアなど1920年台の革命を経験していた物理学者はより大きな、そして根本的な修正が必要だと思っていました。自分たちが目撃した革命、もう一度です。

その後の評価は、若者たちの手で行われた理論の修正が正しく、当時中年だった物理学者が提案した「革命的な理論」はことごとく否定されたのです。

1920年台とは逆のことが起こったわけです。(若者が勝った点は別として)

ここまで書くと中年世代はがっかりするはずです。しかし何事にも例外があります。そう、日本の物理学者、朝永振一郎博士です。当時彼は40歳を過ぎていて、それまで大きな功績をあげていませんでした。(当時も今も40歳を過ぎるまで業績のない理論物理学者は業績を上げる可能性がない、と思われています)しかし中年物理学者であった彼はこの理論の発展に大きな業績を残しました。

それだけではありません。さらに凄いのは世界で唯一、戦時中、それも新しい理論発見のきっかけとなったラムシフトの実験が現れる前に、シュウィンガーよりもより洗練された理論を、西洋から隔離されていた日本で発見していたのです。

1947年にラムシフトについての記事を米国の一般週刊誌で知った日本の物理学者たちは、朝永理論(超多時間理論、のちに繰り込み理論に発展)の正しさを示す実験結果に興奮しました。そして世界にこの業績を知らしめるために彼らの論文を英訳し、オッペンハイマーに送りました。ダイソンもその論文のコピーを読み、とても驚き、興奮したようです。(実際このビデオ以外でも彼の著書の中でこの驚きを書いています)

ダイソンはその論文集(黄ばんだわら半紙に印刷されたProgress of Theoretical Physics)を手にして、非常に驚きました。そしてその直後、朝永、シュウィンガー、ファインマンの理論が同等であることを解説した論文を発表しています。論文のタイトルにある3名の名前の先頭は朝永博士です。

ちょうどそのころ朝永博士は東京文理科大学(現、筑波大学)の教授で、物理学を教えていました。ある授業の最終日に少年物理学者たちが大きな業績をあげたときの年齢と、中年以降に業績を上げた数少ない例を黒板に書き、

君たちはこの年齢に近い。がんばりなさい。私はこちらの年齢にちかい。だからがんばる。

簡単そうで簡単ではないこと

Waffle Cellに搭載されているNextCloudが少し前、バージョン13になりました。早速これをインストールして実験をしていて気がついたのです。なんと、Talkという電話機能が使えるようになっているじゃありませんか!これはスマホやブラウザで通話、ビデオ会議ができるもので、気分は自宅に電話局(またはLineサーバー)を持つようなものです。(Waffle Cellではすでにビデオ会議が利用できるようになっていますが、Talkがよりモバイル寄りです)

ユーザー管理もNextCloudが受け持つので、統合された感じがたまりません。夕べ夜中に一人で複数のデバイスどうしてで「会話」をし、床についたのは夜明けでした。

しかし普通はここで問題が発生します。そんなに簡単ではないのです。少し専門的な話になりますが、説明します。

複数の端末が音声や映像をリアルタイムで交換する場合、直接接続ができない場合があります。これを「NAT越え」の恐怖と私は呼んでいます。それらの端末の間にはNATという厚い壁があり、直接の接続が難しいのです。

※ 上の問題と似ているものに、VPNのNAT越えがあります。NAT超えが完全な形でできるVPNは少なく、Waffle Cellはその一つです。

そこでいくつかの工夫が必要です。すなわち複数の端末を外部から手助けして接続させる仕組みです。STUNやTURNサーバーと呼ばれている機能がそれです。ほぼすべての端末間で通話するにはこの仕組みは必須です。

ところがこのTalkではTURNサーバーは提供していません。「自分で用意するか、年額50万円〜を支払ってね」というスタンスです。(仕方のない事ですが)

しかし幸いにもWaffle Cellには標準でこのTURNサーバーが搭載されているのです。そういうことで近々、Waffle Cell v2 の皆様にはこのTALKという機能をご提供いたします。

考えてみて下さい。自宅で家族や知人、同僚が安全、高速に利用できるLine機能を持てるのです。もちろんそれは数多くの機能のうちの1つですが!

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NextCloudからEtherpad−Lite(共同ワープロ)を使う

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DropBoxと同じようなことができ(もちろん制限なしで!)、さらにWaffle Cell v2 ではテレビ会議も利用できるようになったNextCloudですが、今回、共同ワープロ Etherpad-liteとも統合されました。

※ Etherpad-liteはブラウザベースのテキストエディタで、複数人で同時にテキストを編集できる機能です。

これからは友人、知人、社員にNextCloudのユーザーアカウントを発行するだけで共同ワープロの機能が利用できるようになります。VPN接続も必要ありません。

ちなみに私は一人共同ワープロを実践しています。例えばタブレットで面白い記事を見つけたらその引用やURLをEtherpad-liteに貼り付けます。そしてPCでそれを参照する、とうい感じです。もちろん会社ではもっとも利用することが多いのがこの機能です。

インストールの手順は以下のとおり簡単です。数分で本機能が利用できるようになります

  1. 管理者としてログインし、「サービス追加削除(一般)」の「アップデート」「サービス一覧アップデート」を実行
  2. NextCloud、Etherpad-liteをインストール(既にインストール済みでない場合)
  3. 「サービス追加削除(一般)」の「Web」にある「NextCloud Etherpad統合」をインストール

NextCloudの「+」にある「Protected Pad」を選択し、ファイル名をつければ、すぐに編集ができるようになります。(Padは選ばないで下さい。セキュリティの関係で、共有できません)

新規共有ファイル作成
新規共有ファイル作成

もし他のユーザーと共有したい場合は、共有設定でユーザー名またはグループ名を設定して下さい。同時に編集が可能となります。

※ 2つの違いはセキュリティの強化です。ただし今回の統合ではセキュリティを通常よりも上げているので、どちらを選んでも大きくはかわりません。

※ この機能をインストールするとWaffle CellのトップからEtherpad-liteのメニューが消えます。セキュリティ強化のため、NextCloudでの認証がないと利用できないためです。

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Mattermost インストールで苦労した点

今、社内で急速に利用頻度が増えているのがMattermostです。それに先立ち、Waffle Cell v2 にインストールが出来るようにいろいろと手を加える必要がありました。この作業がかなり大変で、その辺の事情を少し書いておきます。

※ なお、Waffle Cellユーザーは管理者のパスワード等簡単な質問に答えるだけで、数分後にはMattermostが利用できるようになります。

以下は技術的な話で、Waffle Cellユーザーを含め一般の皆様向けの内容ではありません。

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あの興奮は

先日知人にある漫画家Yさんを紹介されました。寿司屋で3時間楽しく話をさせていただきました。そのときにWalkmanが話題になり、Yさんがいうのです。

実家に帰るため新幹線に乗り、はじめてWalkmanで「矢沢」を聞いた時のことが忘れられない。あの素晴らしい音、そして新幹線の中で聞くという、あの喜び」

最近、Waffle Cellがどうあるべきか、という「小論文」を技術顧問がまとめてくれました。そこにもWalkmanが登場します。そこにはこんなことが書かれています。

ニーズに応えて商品を出すのではなく、商品を出すことで消費者が新しいニーズに気がつく

今ではそのニーズが当たり前ですが、新幹線ではじめて「矢沢」を聞いたYさんも新しいニーズに気がついたのでしょうか。

※ WalkmanはSony社内では「録音ができないテープレコーダーがあるか!」と創業者以外が商品化に大反対だったそうです。彼らは未知のニーズに気が付かなかったのでしょうか。

Waffle Cell v2 のセキュリティ新機能

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Waffle Cell v2 には多くの改善がされていますが、セキュリティ強化もその一つです。以下が現時点のセキュリティ関連メニューです。

セキュリティメニュー
セキュリティメニュー

VPN接続の機能は以前のバージョンでもありましたが、国別のIPを制限するオプションは今回のバージョンで導入されました。例えば「中国からのアクセスを禁止する」とアタックの大半が門前払いされます。

「VPN のみ許可」というオプションの場合は、VPN接続がされていない端末からのアクセスをすべて拒否します。(ただしこの場合はメール≒GMailもVPN接続なしでは利用できないので、応用範囲は狭まります)

※ 2018年3月現在、外部から一定期間内にログインを一定回数試みるとその接続をすべて遮断する機能を開発中です。近々v2 人用者にはアップデートで対応する予定です。

また、v2 からはSSL(TSL)証明書が標準で搭載されているので、このブログもそうですが、https:// で接続されています。

 

電話の外線、内線とルーターの関係

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少し技術的な話になりますが、サーバーの管理をはじめた技術者の卵と、Waffle Cellユーザー(非技術者)ならばこれを読み、そうか!と思ってもらえるはずです。

まずはだれでも知っている事実からです。

自宅に固定電話があり、子機が数台接続されているとします。外部からこの固定電話に電話をかけるには外線番号を使います。当然です。一方子機同士で話をする場合は、内線番号を使います。これも当然です。外からと子機同士の通話に使う番号は別物なのです。

もし子機からその親機の外線番号にかけると「話し中」の音が聞こえます。もし試したことがなければ試してみましょう。

ここまでを理解できない人はおそらく皆無だと思います。実はインターネットでも同じことが起こるんですが、なかなか理解をしてもらえません。

でも今日は理解してから帰ってもらいます。

外からの回線が直接つながっているのはルーターです。電話でいうところの親機に当たります。親機ですからここには外線番号に相当する番号が割り当てられています。(IT用語ではこれをグローバルIPといいます)

このルータに接続されているPCやスマホ、サーバー、Waffle Cellは子機に相当します。そしてこれらの子機には内線番号に相当する番号が割り当てられています。(IT用語でこれをローカルIPと呼びます)

一般の皆様はここまで理解できれば自慢できます。そして技術者の卵とWaffle Cellユーザーはこれからが本番となります。よろしいですか?

皆さん、自宅のPCから同じ自宅内に設置されているサーバーの接続方法が違うことをご存知でしょう。またはNASのように外部からは接続ができないとか、できたとしても全く違う方法でないと利用できない、ということもご存知かもしれません。

Waffle Cellユーザーならば自宅からはURLの先頭に l. (エルドット)をつけることを知っていると思います。そう、

自宅のPCから自宅内のサーバーにアクセスするには内線番号を使うのです。外からは外線番号を使います。すなわちグローバルIPとローカルIPを使い分けなくてはいけません。Waffle Cellやサーバーは子機なのです。衝撃!

このブログのURLを見ると、

https://ultra.wafflecell.com

となっているます。これは外線番号に当たります。なぜなら皆さんはこのWaffle Cellが設置されている場所ではなく外にいるからです。だから外線番号で接続しなくてはいけません。(ルーターはこのブログがWaffle Cellで動いていることを知っていて、内線呼び出しを自動で行っています)

もし私がこのURLでこのブログに接続しようとすると、接続できなのです。電話でいうところの話し中状態となります。(この場合、内線呼び出しをしてくれません・・・涙)

技術者の卵の皆さんもせっかくホスト名を取得して自宅サーバーを設置したのに自宅内からはそのホスト名が使えずがっかりしたことがあるでしょう。

通常は自宅サーバーに自宅から接続するには 192.168.10.212 というようなわけのわからない「内線番号」を使います。一方これではあまりにもわかりにくいので、Waffle Cellでは l.ultra.wafflecell.com というような内線専用のホスト名を使うようにしています。

ここまで読んでいただければ、Waffle Cellユーザーも少しだけ不満が和らいだかと思います。どうでしょうか?実はわけのわからない192.168.10.121というような数字ではなく、l.(エルはローカルのエルです)をつければ接続できるようにしたのは一つヒットだと思っています。

本当であればルーターが内部から自分に割り当てられている外線番号で接続したいという場面に遭遇したら、自動で内線番号に解釈しなおしてくれるといいのですが、安い家庭用のルーターにはそういう機能が付いていません。

以上です。なお、最後にもう一つ。上の書いたように、ultra.wafflecell.comというのは外線番号にあたり、Waffle Cellに割り当てられたものではありません。Waffle Cellが接続されているルーターに割り当てられたホスト名なのです!

OwnCloudからNextCloudへ

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Waffle Cell v2 ではOwnCloudからNextCloudへの対応に変わりました。この機能はDropBoxとほぼ同じ、と思ってください。とても便利です。

ではこの2つ、どう違うのか、その背景も含め説明します。例によって箇条書きにします。

  1. ある開発者がDropBoxにかわるオープンソースで自由にインストールできるソフトを開発した。これがOwnCloud。
  2. そして事業を拡大するためにベンチャーキャピタルから資金を調達した
  3. ところがその開発者、自由が制限されてきたことに不満を持ち、新しい会社を設立して、オープンソースというルールに従い、その派生版であるNextCloudを作った

オープンソースの世界ではよくある話です。例えば世界的に有名なMySQLというデータベースソフトも開発者がMySQLを大手のIT企業に売却(350億円!)したあと、派生版であるMariaDBというMySQL互換ソフトを作っています。ちなみにMyとMariaはその開発者のお子様の名前です。

※ 余談 私は1990年台後半、まだMySQLがメジャーになっていなかった頃、美穂の旅というサービスを作るにあたってまだメジャーではなかったMySQLを使い始めました。当時、開発者は掲示板を通して世界中の「好きもの」と情報を交換してこのデータベースソフトの完成度を上げていました。私はそれをリアルタイムで目撃した一人です。

今回のNextCloudは以下の点がWaffle Cell v1で対応していたOwnCloudとの違いです。

  • テレビ会議と統合した
    WEB RTCという技術を使った分散型の会議システムです
  • アップロードするファイルサイズの制限をなくした
    旧バージョンはベースとなっていたウェブサーバーの制限で、自由に使えるメモリサイズ以上のファイルをアップロードできませんでした
  • パスワード管理機能と統合した
  • 近い将来おフォーススウィートLibreOfficeと統合
    これはGoogleドキュメントよりもインパクトのある機能です。現在テスト中です。

Waffle Cell v2 ではこのNextCloudとMattermostは「ウェブサービス」の双璧といってもいいと思います。(Waffle Cellはウェブサービス以外にもいろいろあります)